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兵庫県と京都府の被爆者6人に関する原爆症の認定申請を国が却下した処分に対し、本人や遺族が取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は16日、うち甲状腺機能低下症の3人を原爆症と認めた2015年の一審大阪地裁判決を支持、双方の控訴を棄却した。高橋譲裁判長は判決理由で、国が2013年末に見直した原爆症認定の新基準に基づく被ばく線量の推定方法について、一審判決に続き不備があると指摘。改めて「科学的根拠はあるが、適用には一定の限界があり、線量を過小評価している疑いがある」と言及した。原告側弁護団は「新基準が誤っていることを再度明確にした」と一定の評価を示し「本来認められるべき被爆者が訴訟を起こさなければ救済されない事態を国は早期に改めるべきだ」と求めた。<映像内容>大阪高裁の外観、「勝訴」の旗だし、弁護士と原告の記者会見。午前11時ごろから午後2時ごろにかけて、大阪市内で撮影。記者会見の参加者は、下手から尾藤広喜弁護士、藤原精吾弁護士、原爆症と認められた兵庫県加東市の川上博夫さん(84)、二審でも原爆症と認められなかった塚本郁男さん=故人=の妻、知佐子さんの4人。
登録日時: 2018年01月16日 00:00:00
原爆症、二審も3人認定 新基準「線量を過小評価」
兵庫県と京都府の被爆者6人に関する原爆症の認定申請を国が却下した処分に対し、本人や遺族が取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は16日、うち甲状腺機能低下症の3人を原爆症と認めた2015年の一審大阪地裁判決を支持、双方の控訴を棄却した。高橋譲裁判長は判決理由で、国が2013年末に見直した原爆症認定の新基準に基づく被ばく線量の推定方法について、一審判決に続き不備があると指摘。改めて「科学的根拠はあるが、適用には一定の限界があり、線量を過小評価している疑いがある」と言及した。原告側弁護団は「新基準が誤っていることを再度明確にした」と一定の評価を示し「本来認められるべき被爆者が訴訟を起こさなければ救済されない事態を国は早期に改めるべきだ」と求めた。<映像内容>大阪高裁の外観、「勝訴」の旗だし、弁護士と原告の記者会見。午前11時ごろから午後2時ごろにかけて、大阪市内で撮影。記者会見の参加者は、下手から尾藤広喜弁護士、藤原精吾弁護士、原爆症と認められた兵庫県加東市の川上博夫さん(84)、二審でも原爆症と認められなかった塚本郁男さん=故人=の妻、知佐子さんの4人。 - 撮影:
- 提供元: 共同
- データ詳細: FullHD / 29.97fps
- 商品コード: 2018011700749