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「ふうてん賛歌」
2020年12月25日 更新

「ふうてん賛歌」は福島菊次郎コレクションの中でも独特な雰囲気を醸し出す。 このコレクションの正確な撮影日や場所は不明だが、多くの撮影が60年代後半から70年代の新宿と推測される。 「フーテン族」と呼ばれた若者たちが出現したのは、まさにその時代である。彼らの三種の神器と言えば ハイミナール(睡眠薬)・ダンモ(モダンジャズ)・フリーセックスだった。定職につかず、路上生活者のような身なりで 新宿東口にあったグリーンハウスという芝生にたむろし、時に奇声を発していた。街には袋を口にシンナーを吸引する若者がいる。 「新宿風月堂」はヒッピーの巣窟の一つだった。「ふうてん賛歌」とは何を意味するのだろうか。 カウンターカルチャーと総称される文化が興隆したのは、東京五輪から大阪万博のあった年でもある。 いま再び来る五輪と万博を見据え、改めてこの時代を見つめたとき、いかに特異だったかを感じるのではないだろうか。