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  2019年10月12日

  東和電気工業の電気自動車向け６キロワット充電器

  東和電気工業（岡山市北区）は和光電研（大阪府八尾市）と共同で、低価格な電気自動車（ＥＶ）向け６キロワット充電器を製品化した。設置工事も引き受けた場合の合計価格（消費税抜き）は２０万円程度と、一般的な６キロワット充電器の導入費用に比べ半分程度という。年間５００台の販売を目指す。製品化した充電器は車両に直結する充電ガンにアイティティキャノン（神奈川県座間市）製を採用した。国内自動車メーカーのＥＶやプラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）に充電できるという。本体価格（同）は１２万円、自社で設置工事を請け負った場合の費用（同）が５万―１０万円。直販と商社を経由した販売を計画する。寸法は幅２３センチ×長さ３５センチ×奥行き１２センチメートル。重量は約５キログラムと小型・軽量化を図り、家庭用のカーポートの柱にも設置可能にした。充電時間は日産自動車のＥＶ「リーフｅ＋（イープラス）」で１２・５時間。３キロワットの充電器に比べ充電時間は半減する。東和電気工業は岡山県や広島県で、発電設備のメンテナンスや電気通信工事、店舗などの電気工事を手がけている。「電気に関連した周辺事業拡大」（古原社長）を目的に２０１８年４月、最初の自社製品として工場など大型施設向けの発光ダイオード（ＬＥＤ）照明を発売した。ＥＶ向け充電器は第２弾の自社製品となる。＝２０１９（令和元）年１０月１２日、撮影場所不明、クレジット：日刊工業新聞／共同通信イメージズ

  商品コード: 2019112106214