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    2021年01月11日
    「新華社」唐代の墓葬壁画に垣間見る当時の生活陝西省

    中国陝西省考古研究院は8日、同省西咸新区空港新城底張街道布里村の北で昨年12月に発見された唐代の墓2基に関する情報を公開した。2基はいずれも整った形状で出土し、年代も明確だった。墓内では保存状態の良い壁画も見つかった。同研究院の李明(り・めい)研究員は2基の墓について、いずれも五つの天窓を持ち、1基は単室磚券墓(せんけんぼ、アーチ構造のれんが造りの墓)、もう1基は土洞墓(どどうぼ)だと説明した。李氏によると、単室磚券墓の壁画は、墓道東西の壁に描かれた胡人訓馬図と胡人牽駝図が最も躍動感に満ちていた。人と動物は生き生きと描かれ、筆遣いも滑らかで、特に正面の駿馬と裏側の猟犬は、唐墓の壁画でも珍しい題材だという。墓誌によると、被葬者の康善達(こう・ぜんたつ)は初唐の人で、官用馬をつかさどる役人だった。その父も牧場の監督者を務めていたとあり、原州(今の寧夏回族自治区固原市)出身のソグド人(中央アジアのイラン系民族)だった可能性が高い。墓の壁画に描かれた馬の調教者やラクダを引く人も胡人(北方や西域の異民族)の姿であることから、被葬者の一族や生前の生活に関係していると思われる。土洞墓の壁画は、甬道(ようどう)東西の壁と墓室の四方の壁に描かれていた。うち墓室東側の壁画は楽舞図で、絵の中央に円形のフェルトの敷物の上に立つ2人の舞い手の姿がある。両側には楽隊が配されおり、盛唐の典型的な様式だという。墓誌から被葬者は楊知什(よう・ちじゅう)と龐大家(ほう・だいか)の夫婦だと分かった。楊知什は隋代の高官で則天武后の外祖父に当たる楊達(よう・たつ)の曾孫で、めいは玄宗の妃嬪となり粛宗を生んだ(元献皇后)。龐大家は玄宗の外祖母の従姪(じゅうてつ、いとこの娘)で、曽祖父の龐卿惲(ほう・けいうん)は唐初の功臣だった。李氏は2基の墓の発見について、唐代の絵画芸術や当時の人々の日常生活を研究する上での新たな考古学的資料になると説明した。(記者/梁愛平) =配信日: 2021(令和3)年1月11日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

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