「鎖陽城」の写真・グラフィックス・映像

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  2023年10月06日

  「新華社」シルクロード沿線都市の観光市場が盛況甘粛省

  中国では中秋節と国慶節の大型連休（９月２９日～１０月６日）中に、古代陸上シルクロードの黄金ルート上に位置する甘粛省の多くの都市で、観光市場が活況を呈している。古代シルクロードに興味を持つ観光客はここ数年、ますます増え、シルクロードツアーが観光市場で人気を集めている。省内には、シルクロード幹線道が１６００キロ以上伸び、総距離の約５分の１を占めている。敦煌莫高窟（ばっこうくつ）や鎖陽城（さようじょう）遺跡、玉門関遺跡などの世界文化遺産（およびその一部）６カ所をはじめ、シルクロードゆかりの文化遺産も多数ある。連休初日、省都蘭州市を目的地とするパッケージツアーの申し込み件数は前年同期比約５・７倍となり、武威市では５０・１％増の１３万８５００人の観光客を受け入れ、観光収入は２２・６％増の６０２５万７千元（１元＝約２０円）となった。敦煌市の鳴沙山・月牙泉風景区では、ラクダに乗って砂漠を散策する観光客の姿が地元観光を代表するシーンとなっている。連休が始まってからは、ラクダの長い隊列が果てしなく続き、夜になっても大勢の人でにぎわっている。同市の主要観光地６カ所の受け入れ観光客数は２０１９年比５８・５％増の延べ２万８千人に上った。シルクロード結節点の各都市では観光客のニーズに応えるため、観光新業態の構築に力を入れ、観光商品を拡充している。蘭州市は千台のドローン（小型無人機）の編成によるショーを実施。武威市は仮想現実（ＶＲ）や拡張現実（ＡＲ）などのデジタル技術を駆使し、栄華を誇った漢代・唐代シルクロードの古都の姿を観光客に伝えている。酒泉市は歴史文化や宇宙技術などをテーマとした研究・学習旅行のコースを打ち出した。蘭州市の夜市、南関民族風味街の屋台に並ぶ人々にもまれていた北京からの観光客、唐蓉（とう・よう）さんは、「古代シルクロードは深い歴史的蓄積があるだけでなく、美食の充実ぶりにも驚かされる」と感想を述べた。（記者／郎兵兵、張智敏） ＝配信日： ２０２３（令和５）年１０月６日、クレジット：新華社／共同通信イメージズ

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