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  •  「新華社」漢の廃帝・劉賀の墓が初公開江西省南昌市
    02:29.33
    2023年12月17日
    「新華社」漢の廃帝・劉賀の墓が初公開江西省南昌市

    中国江西省南昌市にある前漢時代の海昏(かいこん)侯、劉賀(りゅう・が)の墓が15日、初めて一般公開された。劉賀は漢武帝の孫で、前漢の第9代皇帝に即位したがわずか27日で廃された。第2代昌邑(しょうゆう)王、初代海昏侯とも呼ばれる。墓からは孔子とその弟子の絵が描かれた銅鏡「孔子衣鏡」や最も古い中国医薬の加工調整薬材「炮製薬材」も見つかっている。劉賀墓園は南昌漢代海昏侯国遺跡の中核部分で、劉賀と夫人の墓を中心に大小9基の墓と車馬坑が分布。金器や青銅器、鉄器、玉器、漆器、木器、陶磁器、織物、竹簡などの副葬品1万点(組)余りが出土した。秦漢考古学史上「初めての発見」が複数あり、うち大部分が劉賀の墓から発見されている。今回公開された劉賀の墓では、展示や復元、デジタル解説などさまざまな手法を取り入れ、いにしえの姿を伝えている。大型の土壙木槨墓(どこうもっかくぼ)となっており、槨室(かくしつ、ひつぎを納めた部屋)は内蔵槨、回廊状の外蔵槨、通道、甬道(通路)などで構成。墓室の奥行きは約8メートル、南北の長さは約16メートル、東西の幅は約17メートルで、長い墓道が南から斜めに墓室までつながっている。南昌漢代海昏侯国遺跡博物館の范麗君(はん・れいくん)副館長によると、漢代の人々は「事死如生(死者に対しても生前と同じように仕えること)」を重んじていたため、墓室内の機能や区画は劉賀の生前の生活を反映している。内蔵槨は東側が寝室、西側が応接室になっており、復元展示では寝室に劉賀の主棺、応接室に孔子衣鏡と博山炉(香炉)の複製品を置いた。映像が飛び出る裸眼3D技術を用いて各区画や収蔵品について解説するなど、来場者に文化遺産の真の魅力を感じてもらうための工夫が施されている。(記者/袁慧晶、彭菁) =配信日: 2023(令和5)年12月17日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2023121709497

  •  「新華社」城村漢城遺跡が国家考古遺跡公園に福建省武夷山市
    00:58.04
    2023年01月03日
    「新華社」城村漢城遺跡が国家考古遺跡公園に福建省武夷山市

    中国国家文物局が12月29日に公表した第4次国家考古遺跡公園リスト(19カ所)には、福建省から城村漢城遺跡公園(武夷山市興田鎮)も選ばれた。城村漢城遺跡は約2200年の歴史を持つ。敷地面積は14・6平方キロメートルで、うち王城の面積は48万平メートル。1958年の第1回全国文物(文化財)調査で発見されると、その後60年余りの調査と発掘で城壁や城門、宮殿、工房、墓などの遺構が見つかり、土器や陶器、れんが・瓦、鉄器、銅器などの大量の遺物が出土した。学術界では、前漢時代の地方政権「閩越(びんえつ)国」の都城の一つとの見方が定説になっている。(記者/郭圻) =配信日: 2023(令和5)年1月3日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2023010300550

  •  「新華社」よみがえる2千年前の鐘の音漢代の編鐘で現代の楽曲を演奏
    00:43.97
    2022年11月11日
    「新華社」よみがえる2千年前の鐘の音漢代の編鐘で現代の楽曲を演奏

    古代中国の楽器、編鐘(へんしょう)は、音高の異なる複数の鐘を枠に吊るした打楽器で「中国古代楽器の王」とも呼ばれる。かつては宮廷雅楽に用いられ、征戦や祭祀(さいし)、宴会の際に演奏された。貴族の名誉と地位、権力の象徴でもあった。中国芸術研究院では、王清雷(おう・せいれい)研究員の音楽考古チームが、2千年前の前漢時代の編鐘を使って現代の流行曲を奏でることに成功した。チームが使用したのは、江西省南昌市の漢代海昏侯(かいこんこう)劉賀(りゅう・が)墓から出土した編鐘で、1組14点のうち13点に鎏金(りゅうきん、金メッキ)の装飾が施されている。墓の主の劉賀は漢武帝の孫で、諸侯王から選ばれて皇帝に即位したものの、約1カ月で廃されて列侯に格下げされるという稀有な生涯を送ったことから、墓の副葬品も1万点以上と非常に多く、黄金も大量に含まれていた。劉賀墓出土の編鐘のうち13点は、両面に施されたメッキの片面のみが磨滅していたことから、専門家は劉賀が生前に客をもてなす際に実際に使っていたものではないかと指摘する。今回使われた編鐘のうち、3号鐘は出土時に破損しており、専門家による修復で外見は元通りになったが、二度と演奏できる状態ではなかった。編鐘は一部が欠ければ完全な曲の演奏は不可能になるが、チームはなぜ美しい音楽を奏でることができたのか。王氏によると、問題を解決したのは先秦時代の編鐘が持つ「一鐘双音」という仕組みだった。一鐘双音は正鼓部と側鼓部で異なる音が出る設計を指し、この仕組みは漢代にも引き継がれていた。チームは3号鐘の音色を他の鐘で出すことで、2千年余り前のさわやかで心地よい鐘の音を再現した。音楽考古チームは2018年から編鐘の試奏を開始。測音や選曲、道具制作など多くの作業を経て、すでに20曲余りの演奏に成功している。(記者/袁慧晶) =配信日: 2022(令和4)年11月11日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2022111111493

  •  「新華社」海昏侯国の「国除詔書」を発見漢廃帝・劉賀の死去日が判明
    00:27.04
    2022年01月05日
    「新華社」海昏侯国の「国除詔書」を発見漢廃帝・劉賀の死去日が判明

    中国江西省南昌市にある漢代海昏(かいこん)国遺跡の劉賀(りゅう・が)墓から出土した5200枚余りの簡牘(かんどく、竹の札「竹簡」と木の札「木牘」の総称)を整理していた専門家がこのほど、海昏国の廃止を命じる「国除詔書」を発見し、解読に成功した。海昏侯国は前漢時代の諸侯国で、主墓は初代海昏侯の劉賀の墓と判明している。劉賀は武帝の孫で、第9代皇帝(廃帝)として即位したが、不行跡を問われ在位27日で海昏侯に格下げされた。中国社会科学院古代史研究所の楊博(よう・はく)副研究員によると、前漢の国除詔書の実物が見つかったのは初めてだという。詔書には、劉賀の死から海昏侯国の廃止に至る歴史が記録されていた。劉賀については「九月乙巳に死す」、昌邑(しょうゆう)王国については「六県を合わせ国となす」、海昏侯国については「水旱数重なり、災害多し」など史書に記載がなく、前漢の歴史書「漢書」の記述を補う内容が書かれていた。研究者は、劉賀が「九月乙巳」つまり紀元前59年の太初暦9月8日に死んだと推測している。海昏侯国は劉賀の死後、劉充国(りゅう・じゅうこく)と劉奉親(りゅう・ほうしん)の2人の子も相次ぎ死去したことから廃止された。国除詔書が海昏侯国のある豫章郡に届いた日付を「十月甲申(10月17日)」とする史書の記述を考慮すると、同侯国が劉賀の死から40日足らずで廃止されたことが分かる。詔書の木牘は漢代の一尺(現在の約23センチ)で、隷書で記されていた。縦書きで2行ずつ記載する当時の標準的な「罪免詔書(罪を犯した諸侯の除封や役人の免職を命じる詔書)」だという。木牘には、当時の皇帝、宣帝が丞相や博士など中二千石、二千石の高官に公卿会議を開いて海昏侯国廃止を検討するよう命じたことも記載されていた。楊氏によると、詔書の整理は現在も進行中で、今後も劉賀の家族や海昏侯国の史実、漢代公文書制度と諸王列侯制度に関する問題が多く発見される可能性があるという。(記者/袁慧晶) =配信日: 2022(令和4)年1月5日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2022010508156

  •  「新華社」セミの羽のように軽い服、「素紗単衣」の謎に迫る湖南省
    00:38.96
    2021年06月01日
    「新華社」セミの羽のように軽い服、「素紗単衣」の謎に迫る湖南省

    中国湖南省長沙市の湖南省博物館には、国宝級の貴重な所蔵品「素紗単衣(すしゃひたんい)」が保管されている。最も良好な状態で現存する最古の衣服で、最も精巧でセミの羽のように軽く薄い貴重な逸品とされる。同省長沙市の東郊外にある馬王堆(ばおうたい)で1972年~74年に行われた発掘調査で、考古学者らが前漢時代の墓葬3基を発見した。墓からは精巧な作りの遺物数千点や保存状態のよい漢代の女性の遺体が出土。中国ひいては世界にとって20世紀最大の考古学的発見の一つとなった。素紗単衣は、馬王堆漢墓の1号墓から出土した。史料によると、墓の被葬者は前漢の長沙国で丞相を務めた利蒼(りそう)の妻、辛追(しんつい)。今から2200年以上も前の時代に生きた女性で、50歳くらいで亡くなったとされる。素紗単衣は比較的簡単な作りをしており、同墓からは直裾(ちょくきょ、裾が直線状のもの)と曲裾(きょくきょ、裾が曲折した形のもの)が1枚ずつ出土した。いずれも左の衽(おくみ)を右の上に重ねる着方(右衽、うじん)になっている。直裾は1枚の重さが49グラム、衣の長さが128センチ。曲裾の重さは48グラム、衣の長さは160センチ。素紗単衣は前漢時代の織物の最高峰で、現存する最も古くて薄く、軽い衣服とされる。同博物館は2019年、中国伝統の手織り工芸品「南京雲錦」を研究する南京雲錦研究所と共同で、2年の歳月をかけて49グラムの素紗単衣の模造品を完成させた。出土から40年余りを経て、政府の認可や博物館の専門家らによる鑑定を受けた、初の再現模造品となっている。素紗単衣は2002年に、国外持ち出し禁止の最初の文化財の一つに指定された。(記者/張玉潔) =配信日: 2021(令和3)年6月1日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2021060104874

  •  「新華社」前漢初期の墓から大量の粟が出土陝西省
    00:50.92
    2021年04月21日
    「新華社」前漢初期の墓から大量の粟が出土陝西省

    中国陝西省西咸新区の大堡子(だいほうし)墓地で18日、保存状態が良く、出土器物の組み合わせも揃った前漢時代初期の高位者の墓が出土した。墓の副葬品の「陶倉」と呼ばれる倉庫を模した土器からは、当時の粟(あわ)が大量に見つかった。大堡子墓地は西咸新区秦漢新城高荘鎮大堡子村の西にある。前漢初期の墓が密集しており、これまでに400基余りが出土している。今回の墓は形状をよくとどめており、ひつぎは既に腐朽していたが、被葬者の骨と副葬品は良い状態で保存されていた。墓道の東、西、南三方には、それぞれ三つの壁龕(へきがん、物を置くための凹状部分)があり、西側の壁龕から大型陶倉1点と彩絵陶倉2点、青銅蒜頭壺1点が見つかった。大型陶倉は横約1メートル、高さ約0・8メートルで、内には凝固して塊状になった大量の粟が入っていた。植物考古学の専門家によると、粟は漢代北方地区の主食の一つで、当時は蒸したり煮たりして食していた。今回の発見は、前漢初期の農業生産が既にかなりの規模だったことを示しているという。(記者/楊一苗、李華) =配信日: 2021(令和3)年4月21日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2021042112590

  •  「新華社」前漢時代の墓地から銅鏡80枚人の顔映せるものも陝西省
    01:09.08
    2021年04月15日
    「新華社」前漢時代の墓地から銅鏡80枚人の顔映せるものも陝西省

    中国陝西省西咸新区の大堡子墓地でこのほど、前漢時代の銅鏡80枚余りが出土した。2千年以上前の遺物だが、幾つかは人の顔を映すことができたという。同遺跡は秦漢新城高荘鎮大堡子(だいほうし)村の西にある。陝西省考古研究院が昨年5月から実施した発掘調査では、400基余りの墓が見つかり、前漢初期の土器や青銅器など各種遺物2千点(組)余りが出土した。同研究院で大堡子発掘チームのリーダーを務める朱瑛培(しゅ・えいばい)氏によると、銅鏡の年代は戦国時代末期から前漢時代末期に集中しており、蟠螭(ばんち)文や星雲文、草葉文など典型的な文様が含まれる。銘文があるものもあった。銅鏡は時代による鋳造技術の違いから寸法の差が大きく、最小のものは直径わずか8センチ、最大では22・1センチになる。うち1枚の草葉文鏡は、表面の土を取り除くと、鏡面は劣化しているものの人の顔を映し出すことができた。銅鏡の多くは、出土したそれぞれの墓の被葬者の頭の脇や上半身周辺に置かれていた。1枚の小型銅鏡の脇からは絹織物の残片も見つかった。考古学者は「銅鏡は恐らく絹の袋に入れられ、袋の口はひもで結ばれていた。被葬者が生前手元に置いて使っていたのだろう」と指摘する。銅鏡が出土した墓の被葬者は女性と限らず、多くの男性被葬者の墓からも見つかっている。史料によると、漢の高祖・劉邦(りゅう・ほう)は、帝陵の造営とその後の管理、貴族の反乱防止のため、有力豪族数万人を移転させて長陵邑(劉邦の陵墓・長陵に仕える人々が住む町)を建てた。大堡子墓地は長陵邑から約4キロの地点にあり、墓の年代が前漢初期に集中していることから、朱氏は同墓地が長陵邑住民の埋葬エリアではないかと指摘する。出土した銅鏡には「長楽未央」「長毋相忘」「家常富貴」などの銘文を持つものも多かった。朱氏はこれら銘文について、前漢時代の人々のよりよい生活への願望を示していると説明。今回の発見は秦漢時代の関中地域の人々の日常生活、銅鏡の発展史の研究に豊富な材料をもたらしたと語った。(記者/李華、楊一苗) =配信日: 2021(令和3)年4月15日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2021041512423

  •  「新華社」安福県で前漢高位者の墓を発見江西省
    00:53.29
    2021年03月09日
    「新華社」安福県で前漢高位者の墓を発見江西省

    中国江西省安福県でこのほど、前漢時代の高位者の墓が見つかり、土器や陶器、漆器、金銀銅器、ガラス器などが出土した。専門家は被葬者の身分について、列侯(漢代の爵位の一つで諸侯王に次ぐ)クラスで、前漢の安平侯と関わりがあると推測する。墓は同県北西部の起鳳山にある。2019年8月に道路の建設工事中に発見され、同10月に江西省文物考古研究院の発掘チームが緊急発掘調査を開始した。墓の構造は「甲」字型の竪穴土坑木棺墓で、封土と墓道、墓坑、棺室からなる。出土した漆器片からは精密な技巧と精美な文様が見てとれ、形状の分かるものでは耳杯や漆盤などがあった。一部の器物では銘文も確認できた。専門家は、同墓が前漢高位者墓の葬送習俗や構造・配置を研究する上での尺度になると指摘。前漢の安成侯と安平侯の管轄地域を探る重要な手がかりにもなると述べた。(記者/劉彬) =配信日: 2021(令和3)年3月9日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2021030907627

  •  「新華社」冬笋壩遺跡で船棺墓が集中出土重慶市
    01:00.60
    2020年12月21日
    「新華社」冬笋壩遺跡で船棺墓が集中出土重慶市

    国重慶市文化遺産研究院と同市九竜坡区文物管理所からなる考古学調査隊はこのほど、九竜坡区の冬笋壩(とうじゅんは)遺跡の段階的な発掘作業を完了した。遺跡からは墓葬が集中的に分布するエリアが見つかり、幾つかの代表性のある墓を発掘した。中でも「船棺」と呼ばれる船形のひつぎを用いた墓が1957年以降で初めて集中的に出土した。発掘エリアでは墓28基とれんが窯1カ所が出土した。主な遺構は戦国時代後期から前漢時代初期の巴文化の墓葬となる。これまでに船棺墓4基、長方形土坑墓11基、正方形土坑墓1基、塼室墓(せんしつぼ、れんが造りの墓)1基の発掘を終えており、銅器や土器、陶器、ガラス器、鉄器などの遺物200点余りが出土した。(記者/呉竜) =配信日: 2020(令和2)年12月21日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2020122203548

  •  「新華社」前漢墓地から咸陽の名称変遷を示す実物資料が出土陝西省
    00:50.88
    2020年12月02日
    「新華社」前漢墓地から咸陽の名称変遷を示す実物資料が出土陝西省

    中国陝西省の考古学者が前漢時代(紀元前206~8年)初期の大型墓地で発見した陶罐(とうかん、みずがめ)が、文献のみに記載されていた都市の改名の歴史を証明する物的証拠となった。陶罐は同省西咸新区秦漢新城高荘鎮大堡子村の西にある大堡子墓地で見つかった。陝西省考古研究院は今年5月以降、同墓地で墓103基と墓を囲む溝の跡10カ所余りを発掘。墓の多くは盗掘されていたが、土器、銅器、玉器、鉄器など300点(組)近くが出土した。今回注目された陶罐は、M51と名付けられた墓から出土。容器の肩の部分に「新亭」の2文字が刻まれていた。同研究院大堡子墓地プロジェクトの朱瑛培(しゅ・えいばい)執行チームリーダーによると、「新」の地の「亭市(町の市場)」を意味するという。同墓地周辺には、秦漢時代に咸陽(かんよう)、渭城(いじょう)、涇陽(けいよう)などの県が置かれていたことも文献と考古資料から分かっている。また「漢書・地理志」にある「渭城、故咸陽、高帝元年に名を新亭に更む。七年罷められ、長安に属す」の記載、「漢書・蕭何曹参伝」にある「(曹参は)東に咸陽を取り、名を更め新城と曰う」の記載は、咸陽城が漢初に短期間「新城」と改名されたことを示している。陶罐の発見は、文献の記載のみの歴史に新たな物証を添えたことになる。朱氏は、同墓地で出土した陶器と副葬品の銅銭などから大堡子墓地と漢代の新城県の内在的関係が証明できるとし、「新亭」は漢初に設置された新城県の亭市を指すはずだと指摘する。考古学資料に基づけば、前漢の陶文から「新亭」の文字が見つかったのは今回が初めてであり、漢初に新城県が設置されていたことを実証している。陶罐の発見は、大堡子墓地が秦王朝の都、咸陽の中心エリアから北東約8キロという特殊な地理的位置にあることから、秦漢の政権移行期における咸陽の位置づけの変化と都市変遷の重要な流れを埋める資料にもなるという。(記者/楊一苗、梁愛平)<映像内容>前漢墓地での考古学調査の様子、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2020120303769

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    01:00.11
    2020年11月11日
    「新華社」2千年前の大型穀物庫らしき遺構を発見内モンゴル自治区

    中国内モンゴル自治区文物考古研究所と中山大学(広東省)の合同考古学チームはこのほど、同自治区フフホト市玉泉区の沙梁子村で、約2千年前の前漢中~後期の建築基礎遺構を発見した。大型の穀物倉庫の跡と思われ、これまで見つかった漢代の単体版築(はんちく)高台建築の中で最大の規模だという。遺構は面積約11万平方メートルの前漢時代の町の遺跡中央部に位置する。東西約170メートル、南北約21メートルの細長い建物で、柱間16間、奥行き2間が残されていた。内部から南北方向の細い溝16本が見つかり、考古学者は換気や防潮のために掘られたと推測している。建物の壁と柱には防虫、防湿効果の高いマツ材が使われていた。遺跡で採取した土壌サンプルにはキビが含まれており、版築基礎の下から見つかった食糧貯蔵用の穴の列からも大量のキビが出土した。考古学研究者らは、内部で見つかった溝や出土遺物から、同遺構が前漢の大型穀物倉庫の跡と判断した。使用期間は約100年間で、最後は火災で焼失したとの見方を示すが、現時点で倉庫の存在を記載した文献資料は見つかっていないという。(記者/張晟)<映像内容>内モンゴル自治区で発見された大型穀物庫らしき遺構、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2020111202579

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    01:04.41
    2020年08月03日
    「新華社」前漢の軍事要塞「鶏鹿塞遺跡」の修復が完了内モンゴル自治区

    中国前漢時代の重要な軍事要塞だった鶏鹿塞(けいろくさい)遺跡の修復保護プロジェクトが、4年がかりの緊急保護作業を経てこのほど完了した。漢代の北方地域に設けられた軍事要塞の築造技術などを研究する上で重要な役割を果たすと期待される。同遺跡は内モンゴル自治区バヤンノール市磴口(とうこう)県にある。武帝時代(紀元前141~同87年)に築城され、漢代の長城防衛システムの一翼を担った。現存する中国最古の甕城(おうじょう、城門を守るため外側に半円形に築かれた城壁)が残されており、2006年に第6次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)に指定された。同遺跡の平面は方形をしており、南壁に1カ所だけ設けられた城門の外側に甕城が築かれている。門の内側には城の最上部へ続く石造りの階段がある。鶏鹿塞の北と南西にはのろし台が設置され、遠距離を隔て呼応していた。遺跡は2千年以上にわたる自然の浸食を受け、城壁が複数の箇所で倒壊するなど損傷が激しかった。そのため国家文物局の許可を得て、2016年10月に修復保護プロジェクトが開始された。修復工事では築城当時の材料と技法を用い、最小限の介入と原型保持の原則を堅持。城壁や甕城、角台、4カ所ののろし台などで補強工事を実施し、築城当時の姿を再現した。(記者/李雲平)<映像内容>軍事要塞「鶏鹿塞遺跡」の風景、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2020080405485

  •  「新華社」河南省洛陽で前漢時代の家族墓が出土精巧な線刻画、液体入り青銅器も
    01:41.22
    2020年06月09日
    「新華社」河南省洛陽で前漢時代の家族墓が出土精巧な線刻画、液体入り青銅器も

    中国河南省洛陽市では、工事現場で見つかったある古墓群の発掘が4月から続けられている。うち一つの前漢時代の家族墓からは、方壺(ほうこ)や鼎(てい)、盤(ばん)、甗(げん)など青銅器一式が出土し、研究者にさまざまな謎を投げかけた。方壺の中からは容器半分ほどの液体も見つかったという。洛陽市文物考古研究院の史家珍(し・かちん)院長は「前漢時期の副葬品は陶器が中心で、青銅器を使っていたのは高級官僚や高貴な身分の人が多かった。古墳の多い洛陽では、発掘をしても9割の墓が空っぽといえるほど盗掘が多く、今回のように青銅器一式が出土するケースは非常に珍しい」と語った。今回見つかった家族墓は墓葬6基からなる。L字形をしており東西方向に4基、南北方向に2基並んでいる。考古学者らは、墓の形状と出土品の状況から貴族とその家族の墓だと判断した。このうち、空心磚(くうしんせん、空洞れんが)造りの墓からは、騎馬による狩猟の様子を描いた彩色の線刻画が残るれんがが見つかった。馬を操りながら縦横無尽に駆け巡る様子や片膝をついて獲物に弓を引く様子など、描かれた人物は生き生きとしており、飛鳥や仙樹などの要素が前漢時代の「昇仙思想」を如実に表現している。液体の入った青銅器は、今回の遺跡から2キロ足らずの地点で2017年に発掘された前漢時代の大型墓からも出土している。約3・5キロの液体は分析の結果、硝石とミョウバンの水溶液「礬石水(ばんせきすい)」であることが確認され、当時の人々が「仙薬」と呼んだ液体が実際に発見されたことで大きく注目された。史氏は「今回出土した銅方壺の中の液体が美酒なのか仙薬なのかは検査しないと分からない」とするものの、検査結果は同墓に被葬者の身分をひも解く手掛かりになると見ている。家族墓が見つかった古墓群全体の敷地面積は約1万9千平方メートル。これまでに墓葬171基の発掘が完了しており、東周や前漢、後漢、西晋、唐などの幾つかの時代にまたがることが確認されている。69基はまだ発掘されておらず、今後の調査が待たれる。(記者/袁月明)<映像内容>前漢時代の家族墓が出土、青銅器や線刻画など、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2020061503816

  •  「新華社」南京博物院の秘蔵品を紹介-金縷玉衣
    00:57.70
    2019年11月18日
    「新華社」南京博物院の秘蔵品を紹介-金縷玉衣

    中国江蘇省の南京博物院が所蔵する「金縷玉衣(きんるぎょくい)」は、2447枚の玉片を金糸で縫い合わせたもので、極めて複雑な技術で制作されている。前漢時代の墓から見つかり、発見時には遺体を覆っていた。被葬者の人体各部に基づき厳密に計算された玉片は、それぞれ異なる大きさや形状に精密に加工されている。玉片の各角には小さな穴が開けられ、金糸で衣服の形に縫い合わせている。漢の時代の人々は、皇帝や諸侯、貴族たちが「玉衣」をまとうことで死後も永遠に肉体を保ち続けられると信じていた。(記者/劉宇軒)<映像内容>南京博物院の秘蔵品、金縷玉衣、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019112003848

  •  「新華社」新学期最初の授業で国学の魅力に触れる河北省棗強県
    01:16.35
    2019年09月03日
    「新華社」新学期最初の授業で国学の魅力に触れる河北省棗強県

    中国河北省棗強(そうきょう)県では、新学期最初の授業で、中国国学(中国の伝統的学問)の代表的な書物の朗読や、伝統的な礼儀作法を学ぶ。同県第三小学校は、新学期最初の授業で400年以上の歴史がある地元の大原書院を訪れた。国学の代表的な書物を朗読し、董仲舒(とう・ちゅうじょ、中国前漢時代の儒学者)について学び、児童らは伝統文化の薫陶を受けた。(記者/張碩)<映像内容>河北省棗強県の小学校の新学期最初の授業、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019090500819

  •  「新華社」江西省博物館の海昏侯成果展で展示品更新「孔子衣鏡」初公開
    01:03.24
    2019年07月09日
    「新華社」江西省博物館の海昏侯成果展で展示品更新「孔子衣鏡」初公開

    中国江西省博物館はこのほど、開催中の「驚きの大発見南昌漢代海昏(かいこん)侯国考古学成果展」の展示品の更新を行い、前漢時代(紀元前202年~8年)の長方形の銅鏡「孔子衣鏡」を初公開した。「孔子衣鏡」は前漢時代の諸侯墓、海昏侯劉賀(りゅうが)墓の主椁室(棺をおさめた部屋)から出土した。鏡は表面が滑らかで美しい長方形の銅板で、中間部から上下に二つに割れた状態で出土、素地全体に装飾は見られなかった。鏡の背面は木製で、保存状態は良好。鏡の背面全体に赤い漆が塗られ、孔子とその弟子の絵が描かれている。衣鏡には孔子が庶民の姿で描かれ、弟子のイメージも非常に個性的だ。この他、衣鏡には1850字の文字があり、そのうち衣鏡の裏面は孔子について600字の文字が記載されている。また、19行の「衣鏡賦」の文字がある。中国社会科学院考古研究所の王仁湘(おう・じんしょう)研究員は、衣鏡の出土位置が主椁西室の入り口付近であることから、入り口を守る魔除けのための鏡の可能性が高いが、鏡面が大きいことから服を着る際の鏡として使われた可能性もあると考えている。南昌漢代海昏侯墓は2011年の発掘以来、1万点(セット)以上の貴重な文化財が出土しており、中国漢代の政治、経済、文化の研究に重要な意義を持つ。2016年10月から常設展として同成果展が始まって以来、これまでに国内外から延べ238万人が訪れた。(記者/袁慧晶)<映像内容>前漢時代の銅鏡「孔子衣鏡」、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019071005895

  •  「新華社」四川博物院、諸葛亮が「空城の計」で奏でた曲を再現
    00:30.62
    2019年05月16日
    「新華社」四川博物院、諸葛亮が「空城の計」で奏でた曲を再現

    諸葛亮(しょかつ・りょう、中国三国時代の蜀漢の政治家・軍師)が戦術「空城の計」(くうじょうのけい、あえて自分の陣地に敵を招き入れることで敵の警戒心を誘う計略)で奏でた曲とされる「流水」が16日、中国四川省成都市の四川博物院で披露された。古琴は中国の伝統的な撥弦楽器(はつげんがっき)で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。湖北省にある戦国時代初期の諸侯の墓、曾侯乙墓(そうこういつぼ)から出土した十弦琴は、これまで中国で発見された最古の琴で、今から2500年以上前のものとされる。古琴の流派の一つである「蜀山派」を代表する人物には、司馬相如(しば・しょうじょ、前漢時代の文章家)や諸葛亮がおり、「流水」はその代表作とされている。同日夜に開かれた古琴演奏会では、古琴演奏家である中国琴会の曾成偉(そう・せいい)副会長が、観客にこの「流水」の演奏を披露した。5月18日の国際博物館の日には、四川博物院で唐代から清代にかけて作られた19の古琴が一般公開された。そのうち同院の宝と称される唐代の古琴「石澗敲氷(せっかんこうひょう)」が多くを占めていた。同展の開催期間中、同院では念入りに選んだ古琴に関する漢代の画像塼(がぞうせん、模様や図象を線刻、浮き彫りまたは型押ししたれんが)の複製品を使った「画像塼の拓本体験」イベントを実施する。(記者/童芳)<映像内容>古琴の演奏、撮影日:2019(令和元)年5月16日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019052200218

  •  「新華社」中国·ウズベキスタン合同考古学成果展、タシケントで開幕
    02:00.27
    2019年02月22日
    「新華社」中国·ウズベキスタン合同考古学成果展、タシケントで開幕

    中国・ウズベキスタン合同考古学成果展が22日午後、ウズベキスタンの首都タシケントの国立歴史博物館で開幕した。展示室には、両国の合同考古学チームがサマルカンド市近郊のサザガン(Sazagan)遺跡とバイスン市近郊のラバト(Rabat)遺跡で発掘した文化財、大小80点が陳列され、多くの市民が見学に訪れた。古代の遊牧民族、大月氏(だいげっし)は紀元前2世紀、匈奴(きょうど)や烏孫(うそん)に敗れ、中国西北地方から中央アジアのアム川の北側地域へ移った。そのことが、前漢時代に使者として西域に派遣された張騫(ちょう・けん)のシルクロード開拓という快挙につながった。しかし、月氏に関する考古学上の文化遺構は長期にわたり解明されることはなく、月氏と大夏(バクトリア王国)、貴霜(クシャーナ朝)、粟特(ぞくとく、ソグディアナ)などの古代国家や民族との関係についても定説を得ることができなかった。両国の考古学者は、月氏の考古学的な文化を探るため、2009年からウズベキスタン国内の西天山地区で合同考古学調査と発掘、研究を行っている。今回展示された陶磁器や装飾品などの文化財は、全て両国合同考古学事業で得られた段階的な成果であり、これらの文化財により、古代遊牧民族の康居(こうきょ)と月氏の考古学的遺構が初歩的に確認された。(記者/蔡国棟)<映像内容>、撮影日:2019(平成31)年2月22日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019022600445

  •  「新華社」漢代の車馬出行俑陪葬坑、膠東半島で初めて出土
    02:57.15
    2019年01月08日
    「新華社」漢代の車馬出行俑陪葬坑、膠東半島で初めて出土

    中国山東省の青島市文物保護考古研究所と平度(へいど)市博物館はこのほど、平度市で漢代の陪葬坑(ばいそうこう)を発掘した結果、坑内から40点余りの彩色された人俑や騎馬俑、馬俑(俑は副葬品として作られた像)などが出土したことを明らかにした。膠東(こうとう)半島で初めて見つかった車馬出行俑(しゃばしゅっこうよう)陪葬坑となる。青島市文物保護考古研究所のスタッフによると、濰莱(いらい)高速鉄道の建設工事に合わせ、2018年6月に平度市古峴(こけん)鎮八里庄村小光頂墓地で緊急考古学発掘調査が始まった。スタッフが墓を覆う二つの盛り土の発掘調査を行った結果、1号盛り土から陪葬坑を発見した。今回出土した文化財は全ての馬の頭が東南方向を向いており、考古学研究者はこの点にも注目している。この墓穴の東南方向には、前漢時代の膠東国の都で、約2千年前の古代膠東半島の政治、経済、文化、軍事の中心地だった墨故城の所在地があるからだ。2号盛り土の発掘中、スタッフが玉製の印章を発見した。印章の文字から、この墓穴の被葬者は金という姓であることが推定された。1号盛り土からは7穴、2号盛り土からは8穴の墓穴が発見されており、考古学研究者は、いずれも前漢時代中期の墓穴で、二つの大家族のものだと推測している。(記者/張旭東、趙小羽)<映像内容>漢代の陪葬坑発掘調査の様子、撮影日:撮影日不明、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2019010811551

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