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  •  「新華社」カイコを文様にした珍しい木葉天目茶碗江西省吉安市
    00:38.45
    2023年06月14日
    「新華社」カイコを文様にした珍しい木葉天目茶碗江西省吉安市

    日本でも昔から人気が高い中国吉州窯の木葉天目茶碗には、木の葉だけでなくカイコも文様に取り入れた珍しいものがある。正式名称は「宋代吉州窯木葉蚕文磁盞」といい、現在は江西省の吉安市博物館に所蔵されている。李希朗(り・きろう)館長は「茶碗の見込み部分は1本の茎と2枚の葉の文様がある。葉はクワの葉で大小一枚ずつあり、葉脈も鮮明に見える。大きな葉の縁には葉を食べるカイコが見える。国内外の博物館でも非常に珍しい」と説明。描かれた蚕桑図は、当時の養蚕業の盛んさを彷彿させると語った。吉州窯は、隋唐~宋代に吉州と呼ばれた江西省吉安市の吉安県永和鎮にある。焼成が始まったのは晩唐期で、宋代に盛んとなり、元代末期に衰退した。江南地区で有名な民間の総合窯で種類が非常に多く、特に北宋末から南宋にかけて焼成された天目茶碗は磁器の最高峰とされる。宋元時代から日本や朝鮮、東南アジアへ輸出され、国際市場でも高い名声を得た。12~13世紀の世界で最も革新的な窯の一つであり、中でも本物の木の葉を焼き付ける「木葉貼花」は独創的な装飾技法の一つとされた。技法が生まれたのは700年余り前で、職人が黒釉をかけた茶碗に木の葉を貼り付けて高温で焼成したところ、葉脈にいたる葉の形が器物に残ったという。木葉天目茶碗には一つとして同じものがなく、半分の葉や一枚の葉、複数の葉が重なったものなど千差万別の様相を持つ。江西省博物館研究員、中国社会科学院考古研究所客員研究員の劉詩中(りゅう・しちゅう)氏は「焼成難度が極めて高く、現在まで伝わったものと発掘で出土したものを合わせても30点に満たない。カイコを文様としたものはさらに少ない」と説明。木葉天目茶碗の独創性には、自然や日常生活を手本とする当時の人々の理念が反映されていると語った。木葉蚕文の天目茶碗は、海のシルクロードにおける宋代吉州の縮図でもある。劉氏は、史料を総合すると当時の吉州の人々が耕作と養蚕を生業とし、その豊作を祈願していたことが分かるとし、生産された絹製品は吉州窯磁器とともに海のシルクロードの重要な交易品になったと語った。(記者/袁慧晶、王奕涵) =配信日: 2023(令和5)年6月14日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ

    商品コード: 2023061405661

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