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7日、近所を散歩する張さんと娘。(小型無人機から)張海晶(ちょう・かいしょう)さん(30)は、娘が生まれてから今まで、時折娘の絵を描いては成長過程のさまざまな事柄を記録してきた。張さんは幼少期から絵を学んできた訳ではない。浙江省麗水市で育った張さんは2008年、誤って6階のベランダから転落し、車いすの生活を送るようになった。その後、偶然に絵を描く機会に接し、夢中になった。絵を描くことで、けがによる精神的苦痛を克服した。14年に同じく障害者の但誉超(たん・よちょう)さんと知り合うと、翌年には結婚し、但さんの実家のある江西省都昌県大港鎮に居を移した。ただ、障害者夫婦が年老いた親の面倒を見つつ生計を立てるのは難しく、16年には地元政府から貧困世帯の登録を受けた。張さんは生活を改善するため、得意な絵を生かし、作品を売って収入を増やした。地元政府の支援を受けてアトリエを開き、留守児童(親が出稼ぎに出て、祖父母や親せきに預けられている子供)に絵を教える傍ら、自身の作品のネット販売も始めた。夫も同じく支援を受けて自分の仕事を持つことができた。一家は18年、貧困指定を解除された。張さんは「自分の特技を生かして農村で美術教育を普及させたい。より多くの子どもに絵画の知識を教え、絵画の世界の扉を開いてあげることで、かれらの生活に可能性を一つ増やすことができればと思う」と語った。(南昌=新華社記者/胡晨歓)=2020(令和2)年5月7日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ
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登録日時: 2020年05月07日 00:00:00
農村の車椅子ママ、特技を生かして貧困脱却
7日、近所を散歩する張さんと娘。(小型無人機から)張海晶(ちょう・かいしょう)さん(30)は、娘が生まれてから今まで、時折娘の絵を描いては成長過程のさまざまな事柄を記録してきた。張さんは幼少期から絵を学んできた訳ではない。浙江省麗水市で育った張さんは2008年、誤って6階のベランダから転落し、車いすの生活を送るようになった。その後、偶然に絵を描く機会に接し、夢中になった。絵を描くことで、けがによる精神的苦痛を克服した。14年に同じく障害者の但誉超(たん・よちょう)さんと知り合うと、翌年には結婚し、但さんの実家のある江西省都昌県大港鎮に居を移した。ただ、障害者夫婦が年老いた親の面倒を見つつ生計を立てるのは難しく、16年には地元政府から貧困世帯の登録を受けた。張さんは生活を改善するため、得意な絵を生かし、作品を売って収入を増やした。地元政府の支援を受けてアトリエを開き、留守児童(親が出稼ぎに出て、祖父母や親せきに預けられている子供)に絵を教える傍ら、自身の作品のネット販売も始めた。夫も同じく支援を受けて自分の仕事を持つことができた。一家は18年、貧困指定を解除された。張さんは「自分の特技を生かして農村で美術教育を普及させたい。より多くの子どもに絵画の知識を教え、絵画の世界の扉を開いてあげることで、かれらの生活に可能性を一つ増やすことができればと思う」と語った。(南昌=新華社記者/胡晨歓)=2020(令和2)年5月7日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ WEB不可