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上:瑞金市の昌隆採石場のかつての様子。(2018年10月10日撮影)下:瑞金市の昌隆採石場が観光地に変わった現在の様子。(6月3日撮影)欧陽羅発生(おうよう・らはつせい)さんと唐玉春(とう・ぎょくしゅん)さん夫婦は、中国江西省瑞金市沙洲壩鎮潔源村に暮らしている。欧陽さんは1995年、同市の昌隆採石場で鉱山労働者として働き始めたが、深刻な粉塵汚染により2006年に、不幸にも肺膿瘍と肺結核を患ってしまった。高額な治療費から、夫婦は多額の借金を背負った。さらに働いていた鉱山も汚染問題から2012年に永久封鎖され、夫婦は15年に地元の登録貧困世帯に指定された。夫の欧陽さんは、地元政府のサポートを受け、養魚池の管理を請け負うとともに、村の清掃員として働くこととなった。これにより2人の生活はある程度改善し、16年に貧困脱却基準に達することができた。地元政府は18年、すでに廃棄された昌隆採石場を「宝に変える」ため、使われなくなった鉱山を観光地に変え、そこに演劇プロジェクトを導入することを計画した。鉱山観光区は19年の年末、一般市民からエキストラの募集を開始した。欧陽さん夫婦はそれに応募し、見事選出された。夫婦は毎月6千元(1元=約15円)以上の出演料を得て、より良い生活を送ることができるようになった。欧陽さんは「かつての鉱山が今のように様変わりしたのを見ると、まるで人生が逆転したように感じる」と語った。(南昌=新華社記者/胡晨歓)=2018(平成30)年10月10日、2020(令和2)年6月3日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ
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登録日時: 2020年06月03日 00:00:00
鉱山労働者、演劇で人生が逆転江西省瑞金市
上:瑞金市の昌隆採石場のかつての様子。(2018年10月10日撮影)下:瑞金市の昌隆採石場が観光地に変わった現在の様子。(6月3日撮影)欧陽羅発生(おうよう・らはつせい)さんと唐玉春(とう・ぎょくしゅん)さん夫婦は、中国江西省瑞金市沙洲壩鎮潔源村に暮らしている。欧陽さんは1995年、同市の昌隆採石場で鉱山労働者として働き始めたが、深刻な粉塵汚染により2006年に、不幸にも肺膿瘍と肺結核を患ってしまった。高額な治療費から、夫婦は多額の借金を背負った。さらに働いていた鉱山も汚染問題から2012年に永久封鎖され、夫婦は15年に地元の登録貧困世帯に指定された。夫の欧陽さんは、地元政府のサポートを受け、養魚池の管理を請け負うとともに、村の清掃員として働くこととなった。これにより2人の生活はある程度改善し、16年に貧困脱却基準に達することができた。地元政府は18年、すでに廃棄された昌隆採石場を「宝に変える」ため、使われなくなった鉱山を観光地に変え、そこに演劇プロジェクトを導入することを計画した。鉱山観光区は19年の年末、一般市民からエキストラの募集を開始した。欧陽さん夫婦はそれに応募し、見事選出された。夫婦は毎月6千元(1元=約15円)以上の出演料を得て、より良い生活を送ることができるようになった。欧陽さんは「かつての鉱山が今のように様変わりしたのを見ると、まるで人生が逆転したように感じる」と語った。(南昌=新華社記者/胡晨歓)=2018(平成30)年10月10日、2020(令和2)年6月3日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ WEB不可