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全国各地の「説書」(せっしょ、民間の語り物芸の総称)演芸伝承者たちが17日、楽器を携え中国河南省宝豊県馬街村に集まってきた。広々とした会場で語り物芸能を介して交流し、語りや演奏の芸を披露した。そこかしこから沸き起こる語りの声の中、700年以上続いてきた馬街書会が開幕した。今年の馬街書会も例年通り、馬街村の一面に広がる麦畑の中で行われた。同書会の主要なイベントは、馬街書会第14回全国優秀曲芸演目公演や第7回国指定無形文化遺産民間芸能公演など13を数える。全国から集まった民間芸能伝承者らは馬街村の麦畑で、車の上にステージを組んだり、演台の前に立ったり、地面に座ったり、さまざまなスタイルで「河南墜子」(かなんついし、河南省の墜胡の伴奏で行う語り物芸能)、「京韻大鼓」(きょういんだいこ、河北省の書鼓や板を打ちながら行う語り物芸能)、「山東琴書」(さんとうきんしょ、山東省の揚琴の伴奏で行う語り物芸能)、「鳳陽花鼓」(ほうようかこ、安徽省の歌や語りを中心とした出し物)などの伝統的な語り物演芸を披露した。馬街はかつて馬渡店(ばとてん)と呼ばれ、「商人が集まる物産の集散地」として栄えた。700年以上続く馬街書会はこの地で生まれた。その上演形式は武骨で飾り気がなく、独特の民間芸術上演の魅力と豊かな文化的奥行きを持つことから、民間の芸人や地元の人々に深く愛されてきた。近年、伝統演芸の衰退現象が見られ、馬街書会も一時は参加する芸人が減少する事態に直面した。2006年、馬街書会が国の無形文化遺産に第1陣で指定されると、地元政府は専門チームを組織して馬街書会の会場を全方位から撮影して記録したり、書会にやって来る民間芸能伝承者のために補助金を出すなど支援を拡大・強化しており、馬街書会は再びにぎわいを取り戻しつつある。(記者/張彩霞、尚崑崙、楊金鑫、姜亮、楊静)<映像内容>中国の語り物芸能大会「馬街書会」の様子、撮影日:2019(平成31)年2月17日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ
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登録日時: 2019年02月17日 00:00:00
「新華社」馬街書会——麦畑で上演される語り物芸能大会河南省
全国各地の「説書」(せっしょ、民間の語り物芸の総称)演芸伝承者たちが17日、楽器を携え中国河南省宝豊県馬街村に集まってきた。広々とした会場で語り物芸能を介して交流し、語りや演奏の芸を披露した。そこかしこから沸き起こる語りの声の中、700年以上続いてきた馬街書会が開幕した。今年の馬街書会も例年通り、馬街村の一面に広がる麦畑の中で行われた。同書会の主要なイベントは、馬街書会第14回全国優秀曲芸演目公演や第7回国指定無形文化遺産民間芸能公演など13を数える。全国から集まった民間芸能伝承者らは馬街村の麦畑で、車の上にステージを組んだり、演台の前に立ったり、地面に座ったり、さまざまなスタイルで「河南墜子」(かなんついし、河南省の墜胡の伴奏で行う語り物芸能)、「京韻大鼓」(きょういんだいこ、河北省の書鼓や板を打ちながら行う語り物芸能)、「山東琴書」(さんとうきんしょ、山東省の揚琴の伴奏で行う語り物芸能)、「鳳陽花鼓」(ほうようかこ、安徽省の歌や語りを中心とした出し物)などの伝統的な語り物演芸を披露した。馬街はかつて馬渡店(ばとてん)と呼ばれ、「商人が集まる物産の集散地」として栄えた。700年以上続く馬街書会はこの地で生まれた。その上演形式は武骨で飾り気がなく、独特の民間芸術上演の魅力と豊かな文化的奥行きを持つことから、民間の芸人や地元の人々に深く愛されてきた。近年、伝統演芸の衰退現象が見られ、馬街書会も一時は参加する芸人が減少する事態に直面した。2006年、馬街書会が国の無形文化遺産に第1陣で指定されると、地元政府は専門チームを組織して馬街書会の会場を全方位から撮影して記録したり、書会にやって来る民間芸能伝承者のために補助金を出すなど支援を拡大・強化しており、馬街書会は再びにぎわいを取り戻しつつある。(記者/張彩霞、尚崑崙、楊金鑫、姜亮、楊静)<映像内容>中国の語り物芸能大会「馬街書会」の様子、撮影日:2019(平成31)年2月17日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ WEB不可
- 撮影:
- 提供元: 新華社
- データ詳細: FullHD / 25fps
- 商品コード: 2019022003165