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中国の鉄道車両最大手、中国中車(CRRC)傘下の中車唐山は8日、同社が新たに開発した次世代スマートB型(車両幅約2・8メートル)地下鉄車両が7日に自動運転テストに合格し、停止位置精度が2センチの誤差だったことを明らかにした。同車両はスマート性や速度、消費電力、快適さなどの面で技術的進展を果たし、都市軌道交通分野における「中国スマート製造」の実力を全面的に示している。同車両は、分散式バス型ネットワークの制御システムを採用。ネットワークや旅客情報システム(PIS)、信号などのシステムを統合し、複数のシステムの情報を一つの大きな画面に表示することで、操作や確認が便利になった。スマート制御システムは41の場面をシミュレーションし、鉄道自動運転レベル「GoA」で最高ランクのレベル4(完全自動運転)に達した全く新しい自動運転機能を実現しており、列車はセンターで統一的に制御され、自動運転を行う。中国内外の都市地下鉄車両は一般的に最高時速が80キロとなっているが、今回開発した車両は50%引き上げ、120キロとした。安全技術の面では、全車両にスマート化システムと接触型障害物感知装置を設置。前方に障害物があった場合、列車は自動で停止する。また、先頭車両の前方には「衝突エネルギー吸収装置」があり、列車衝突時に変形することで衝突エネルギーを吸収し、被害の拡大を防いで、乗客の安全を確保する。同車両は6両編成で、定員は2300人。一般的なB型地下鉄車両より238人増え、従来の7両編成と同程度の乗客数となっている。同車両はさらに、新型永久磁石けん引システムや軸箱を組み込んだボギー台車など、軌道交通業界における先端テクノロジーを採用。車内には収納可能な電動座席を設置しており、乗客数計算システムで乗客の乗降状況を正確に把握し、混雑時には座席を収納することで立席空間を増やすことができる。(記者/曲瀾娟)<映像内容>中車唐山の新型地下鉄車両の走行の様子、撮影日:2019(令和元)年11月8日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ
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登録日時: 2019年11月08日 00:00:00
「新華社」中車唐山の新型地下鉄車両、自動運転テストに合格
中国の鉄道車両最大手、中国中車(CRRC)傘下の中車唐山は8日、同社が新たに開発した次世代スマートB型(車両幅約2・8メートル)地下鉄車両が7日に自動運転テストに合格し、停止位置精度が2センチの誤差だったことを明らかにした。同車両はスマート性や速度、消費電力、快適さなどの面で技術的進展を果たし、都市軌道交通分野における「中国スマート製造」の実力を全面的に示している。同車両は、分散式バス型ネットワークの制御システムを採用。ネットワークや旅客情報システム(PIS)、信号などのシステムを統合し、複数のシステムの情報を一つの大きな画面に表示することで、操作や確認が便利になった。スマート制御システムは41の場面をシミュレーションし、鉄道自動運転レベル「GoA」で最高ランクのレベル4(完全自動運転)に達した全く新しい自動運転機能を実現しており、列車はセンターで統一的に制御され、自動運転を行う。中国内外の都市地下鉄車両は一般的に最高時速が80キロとなっているが、今回開発した車両は50%引き上げ、120キロとした。安全技術の面では、全車両にスマート化システムと接触型障害物感知装置を設置。前方に障害物があった場合、列車は自動で停止する。また、先頭車両の前方には「衝突エネルギー吸収装置」があり、列車衝突時に変形することで衝突エネルギーを吸収し、被害の拡大を防いで、乗客の安全を確保する。同車両は6両編成で、定員は2300人。一般的なB型地下鉄車両より238人増え、従来の7両編成と同程度の乗客数となっている。同車両はさらに、新型永久磁石けん引システムや軸箱を組み込んだボギー台車など、軌道交通業界における先端テクノロジーを採用。車内には収納可能な電動座席を設置しており、乗客数計算システムで乗客の乗降状況を正確に把握し、混雑時には座席を収納することで立席空間を増やすことができる。(記者/曲瀾娟)<映像内容>中車唐山の新型地下鉄車両の走行の様子、撮影日:2019(令和元)年11月8日、クレジット:新華社/共同通信イメージズ WEB不可
- 撮影:
- 提供元: 新華社
- データ詳細: FullHD / 25fps
- 商品コード: 2019111302950